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英語のWEBサイトに最適なfont-familyとは?書き方まとめ2019年版

英語のWEBサイトに最適なfont-familyとは?

英語でWEBサイトを制作する際に最適なfont-familyはご存知でしょうか?

ローカル企業にその最適解をみつけるべく、代表的なグローバル企業が、どのようなfont-familyを指定してるのかをまとめてみました。

フォントにはセリフ系とサンセリフ系の大きく2つの系統があります。

セリフとは、欧文文字のストロークの端にある「飾り」「ハネ」の部分で、日本語フォントの明朝体にある「うろこ」の部分があるフォントにあたります。

セリフ

それに対してサンセリフは、直線的なデザインでこの「飾り」「ハネ」の部分がありません。日本語フォントではゴシック体にあたります。

サンセリフ

セリフは「伝統」、サンセリフは「モダン」というように、それらを見る人に正反対の印象を与えることから、フォントの指定はWEBサイトのイメージを大きく左右するものです。

しかし、イメージやデザイン、ディバイスの問題のため、1つのfont-familyだけをあげて「これが正解」と断言できるというものではありません。

 

コーポレートサイト事例 : トヨタ

トヨタは170以上の国や地域で車を販売している言わずとしれた日本を代表する車メーカーです。

そのグローバルサイトで使われている英語フォントは、サンセリフ系となっており、Microsoftが開発したVerdanaが筆頭で指定されています。

対象のURL

https://www.toyota-global.com/

CSS内のfont-familyの指定

body {
  font: 13px Verdana, Helvetica, Arial, sans-serif;
}

IT系サイト事例 : Apple

MacやiPhoneといったデザイン性の高いハードウェアと関連商品のソフトウェアを世界中で販売しているAppleでは、SF Pro Textというフォントを筆頭に指定しています。

これはAppleが自社で開発しているフォントで、iOS9以降にHelvetica Neueから代わりシステムフォントとして採用されているものです。

iOS11以降であれば applesystem, BlinkMacSystemFontとディバイスフォント指定する方法もありますが、当内容では現状を比較まとめるものなので以下の事実だけ記載しておきます。

対象のURL

https://www.apple.com/

CSS内のfont-familyの指定

body {
font-family: "SF Pro Text","SF Pro Icons","Helvetica Neue","Helvetica","Arial",sans-serif;
}

IT系サイト事例 : Microsoft

Microsoft WindowsやMicrosoft Officeを世界中に販売してきたMicrosoftのWEBサイトは、世界中の言語に対応しています。その英語サイトでは、Microsoftが開発したSegoe UIが筆頭に指定されています。

対象のURL

https://www.microsoft.com/en-us/

CSS内のfont-familyの指定

body {
font-family: Segoe UI,SegoeUI,"Helvetica Neue",Helvetica,Arial,sans-serif;
}

IT系サイト事例 : Google

Googleのフォント指定はページごとに異なる指定となっていました。TOPページは、お馴染みの検索窓だけのページですので、以下のテキスト情報の多いservices紹介のページをサンプルとしました。

現在はオープンソースとなっているGoogleが開発したRobotoというフォントが筆頭に設定されています。

このRobotoは、Androidのシステムフォントとしても利用されています。

ちなみに対象のURL以外の他のページではHelveticaやgoogle fontsも利用されていましたが、総じて全てがシンプルな指定であり、arialとsans-serifのみといったページもありました。

対象のURL

https://www.google.com/intl/en/services/

CSS内のfont-familyの指定

body {
font-family: 'Roboto',arial,sans-serif;
}

ポータル・メディア系事例 : Yahoo

日本でもポータルサイトとして圧倒的なPV数を誇るYahooですが、米国yahooが本家です。

その本家である米国yahooのfont-familyは、Helvetica Neueが筆頭に設定されていました。

対象のURL

https://www.yahoo.com/

CSS内のfont-familyの指定

body {
font: 13px/1.3 "Helvetica Neue",Helvetica,Arial,sans-serif;
}

まとめ

代表的なグローバル企業の英語フォントを調査しましたが、セリフ系は使われていないようでした。

2019年のトレンドとしてサンセリフがモダンなイメージから好まれているようです。
(セリフ系を使っている有名サイトとしては、新聞系メディアのThe New York Timesがあります)

また、今回の調査対象サイトが自社でフォントを作れるような大企業だったので、それぞれ自社で開発したフォントを筆頭に置く傾向がありました。

しかし、それらを差し引いて考えると、Helvetica Neueが人気です。

WEBサイトのユーザ傾向やデザインにあったfont-familyの参考にしてくだい。